相続税の更正の請求

2016.5.11

1 更正の請求

 更正の請求とは、簡単に言うと、確定申告などで確定した税額について、理由を付して減少させてほしいという意思表示と表現できます。

2 相続税の更正の請求

 相続税の更正の請求では、主に不動産(土地)の評価の見直しが主となります。次いで、非上場株式の評価の見直しですが、これも会社が所有する土地の評価の見直しが主となります。そのため、相続税の更正の請求では、土地について、評価減が認められるような特殊性、評価通達や個別通達の該当性を重点的にチェックすることになります。
また、名義預金や亡くなる前に出金についても、相続財産となるか争いが生じやすいため、これについても原資、利益享受、管理の観点から、判断していくことになり、これは裁判の証拠評価・事実認定と全く同じと言えます。

このコラムを書いた弁護士
弁護士 橘高和芳(きったか かずよし)

大阪弁護士会所属 52期/登録番号:27404
近畿税理士会所属 税理士/登録番号:130995

税務調査の立会・不服申立 に関する解決事例

  • 橘高和芳弁護士が担当した遺産相続に関する事例が
「金融・商事判例 No.1553号」(2018年11月15日号)
に掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
週刊ダイヤモンド「相続&事業承継(決定版)」(2018年12月号)
に掲載されました
  • 相続問題事例
  • 遺産相続・遺言書に役立つ書式集
  • 遺産相続トラブル解決チャート
  • 2016年10月 日経MOOK「相続・事業承継プロフェッショナル名鑑」のP84に「羽賀・たちばな会計事務所」が、P134に「たちばな総合法律事務所」が掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
「フジサンケイビジネスアイ」
に掲載されました
(2015年11月2日(月)27面)
  • 旬刊「経理情報」2016年4月20日号(NO.1444)に「D&O保険の保険料にかかる税務ポイント」を寄稿いたしました。