相続税調査と貸金庫~開扉歴も調査対象!!

2016.8.26

1 相続税調査と金庫

 相続税調査で、臨場調査、つまり亡くなった方の自宅に来て、相続人からいろいろ話をを聞かれる調査があります。
その調査の際には、生活歴や趣味から散財していた人かそうでないかなどを探ってきます。また、自宅に保管している印鑑の提示や金庫の中身を見せてほしいと言われます。

2 貸金庫も一緒に見に行く!

 税務署は、相続税調査をする際には、事前に被相続人・相続人・受遺者など関係者の銀行口座の入出金履歴を調査します。そのため、税務署は、被相続人や相続人の口座から貸金庫があることを把握したうえで、臨場調査に臨み、銀行まで貸金庫を相続人とともに開けに行くことになります。

3 事前に貸金庫の開扉歴も調査することも!!

 相続人の中には、税務署の調査を恐れて、臨場調査の前に貸金庫を開けに行って内容物を取り出すことがあります。
しかし、税務署は、貸金庫の開扉歴も銀行に照会していますので、臨場調査の際に税務署に対して貸金庫を事前に開けに行ったことが無いなどと回答すると非常に怪しまれることになります。そのため、
このように、税務調査では、色々と注意すること多々あります。

4 お困りの場合には

 相続税の申告をどう書いたら良いかわからない、税務調査にどう対応したらいいかわからない、そもそも相続手続をどう進めたらよいか分からないなどでお困りであれば、たちばな総合法律事務所へご相談ください(初回30分無料)。 ご相談のご予約は、https://law-tachibana.sakura.ne.jp/law-tachibana.jp/contact/ 又は06-6467-8775にお電話いただいてご予約いただき、お気軽にご相談ください。

このコラムを書いた弁護士
弁護士 橘高和芳(きったか かずよし)

大阪弁護士会所属 52期/登録番号:27404
近畿税理士会所属 税理士/登録番号:130995

事業承継・相続 に関する解決事例

  • 橘高和芳弁護士が担当した遺産相続に関する事例が
「金融・商事判例 No.1553号」(2018年11月15日号)
に掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
週刊ダイヤモンド「相続&事業承継(決定版)」(2018年12月号)
に掲載されました
  • 相続問題事例
  • 遺産相続・遺言書に役立つ書式集
  • 遺産相続トラブル解決チャート
  • 2016年10月 日経MOOK「相続・事業承継プロフェッショナル名鑑」のP84に「羽賀・たちばな会計事務所」が、P134に「たちばな総合法律事務所」が掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
「フジサンケイビジネスアイ」
に掲載されました
(2015年11月2日(月)27面)
  • 旬刊「経理情報」2016年4月20日号(NO.1444)に「D&O保険の保険料にかかる税務ポイント」を寄稿いたしました。