「争族」となるのは仕方がない?~「幸福の計算式」より~

2016.5.8

1 「幸福の計算式」(ニック・ポータヴィー氏著)

 「幸福の計算式」という本が数年前にはやりましたが、その中で死別した場合の悲しみを金額を換算したものがあります。

2 悲しみを数値化すると?

 配偶者との死別が一番悲しみが深く、次に子供、母親、父親、友人、兄弟姉妹の順番となっており、配偶者を失う悲しみを100とすると、子どもは40、母親・父親は6.5、友人は2.5、兄弟姉妹は0.3となるようです(原書はポンド。なお、この研究が正しいかはわかりません)。これは、心の距離の近さに反比例するということかと思われます。
遺産分割協議する相続人は、兄弟姉妹同士が多く、その配偶者が絡むと遺産分割協議が難航するのが常ですが、上記の心の近さからすると、「争続」・「争族」化してしまうのはやむを得ないのかもしれません。遺産分割協議で揉めて兄弟姉妹と縁が切れても、友人を失うほどの心の痛みは感じないということのようなので。

3 遺言は子供への最後の思いやり

 だからというわけではありませんが、やはり遺言書をきちんと作成して、もめないようにするというのが親、特に配偶者を失った親の子供たちへの最後の思いやりだと思います。

4 お困りの場合には

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このコラムを書いた弁護士
弁護士 橘高和芳(きったか かずよし)

大阪弁護士会所属 52期/登録番号:27404
近畿税理士会所属 税理士/登録番号:130995

  • 自筆遺言書作成プラン
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遺言書作成 に関する解決事例

  • 橘高和芳弁護士が担当した遺産相続に関する事例が
「金融・商事判例 No.1553号」(2018年11月15日号)
に掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
週刊ダイヤモンド「相続&事業承継(決定版)」(2018年12月号)
に掲載されました
  • 相続問題事例
  • 遺産相続・遺言書に役立つ書式集
  • 遺産相続トラブル解決チャート
  • 2016年10月 日経MOOK「相続・事業承継プロフェッショナル名鑑」のP84に「羽賀・たちばな会計事務所」が、P134に「たちばな総合法律事務所」が掲載されました。
  • 弁護士・税理士 橘高和芳が
「フジサンケイビジネスアイ」
に掲載されました
(2015年11月2日(月)27面)
  • 旬刊「経理情報」2016年4月20日号(NO.1444)に「D&O保険の保険料にかかる税務ポイント」を寄稿いたしました。